職人の手仕事

店主ご挨拶

店主小田武雄

はじめに私の自己紹介をします。
私は、生まれたときから足が悪く、2級認定の障害を持っています。
当然皆さんの様に普通に会社に入って仕事をする事は出来ませんでした。しかし、年を重ねれば、いつかは自分で生活しなければなりません。そこでいろいろ考えて、私のような障害者でもがんばってやっていけるこの業界にはいりました。
16才の時に修行としてこの業界に入り25才の時に独立、小田印章堂として店を始めました。
その時から今に至るまで、私はこの腕一本で仕事をしてきました。その分手彫りにはこだわりを持っています。
お客様との出会いを大切にし、健康とご多幸を祈りつつ丹精込めて彫刻させて頂いています。

店主 小田 武雄

印鑑・はんこ職人

店主 小田武雄

小田武雄

昭和16年12月1日、太平洋戦争開戦1週間前に静岡県藤枝市に生まれる。
15歳で静岡市内の吉田印章印刷舗さん住み込みで勤めに入り、
当時の社長であった吉田四郎氏のもとで印鑑彫刻を覚える。
25歳で静岡市葵区の印鑑・はんこ屋【小田印章堂】を開業。以来、印鑑彫刻一筋で現在に至る。

一級印章彫刻技能士 小田博之

小田博之

18歳から4年間、神奈川県印章職業訓練校に通い、
印鑑彫刻・彫りゴムの技術を徹底的に学ぶ。
この間、平成2年の第22回技能フェスティバル・技能コンクール
印章彫刻の部にて優勝。
22歳で実家である【小田印章堂】に入店、厳父の元で彫刻技術に更なる磨きをかける。
26歳のとき、厚生労働大臣検定一級印章彫刻技能士試験に合格。

現在、駒形蒼岳(こまがた・そうがく)=篆刻家百選に選出=に師事し、篆刻と篆書のよりいっそうの技術・芸術性向上の励んでいます。

手彫りのこだわり

当店では、あえて時間をかけて印鑑を作成するように心がけています。

  • 1日目は字入れ(印面に筆で逆の文字を書く)
  • 2日目は荒彫り(字入れに沿っておおまかに彫る)
  • 3日目は仕上げ(文字通り、生きた線に仕上げる)

このようにじっくりと腰を据えて取り組みます。また、前日手掛けた工程を翌日もう一度見直すことから始めて、納得のいくまで次の段階には進みません。
以上の職人としてのこだわりをご理解いただけたら、最高の仕上がり、唯一無二の1本を彫り上げます。

1.字入れ作業

印材に直接筆等で文字を入れていきます。
字いれ作業とは、印材に彫刻する文字を逆に入れる作業です。ただ、丸い印材に文字を入れていくだけなら少し勉強すれば出来るようになるかもしれません。しかし、私たち職人は文字の書体、選択、バランスも考えて、しかも逆文字で入れていくのです。

2.荒彫り作業

荒彫りとは、文字の周りを印刀(いんとう)を使用して彫り、文字を浮き出させる作業のことです。
印刀とは上の写真の道具です。(ノミの小さく細くなったもの)その場にあった間隔で印刀を選択し彫っていきます。今ではこの作業も機械で行われることが増えていますが、その場合は【手彫り】とは呼べないと思います。

3.仕上げ作業

仕上げとは荒彫り後の文字の線を滑らかにし、文字のバランスを取る最後の工程です。最も重要です。
仕上げをすることによって鋭角な部分がなくなり欠けにくくなります。手作業で荒彫りをした場合彫った底がでこぼこし一定ではありません。

手彫りのこだわり

取得資格

象牙を扱える政府認定の証・政府認定のシール

象牙を扱える政府認定の証・政府認定のシール

当店の資格・賞状等

当店の資格・賞状等

当店オリジナル印鑑彫刻証明書

当店オリジナル印鑑彫刻証明書

中心の白い部分に捺印して印影を表します。
この証明書は実印にのみお付けいたします。
【手仕上げ】には(手彫り印鑑)は入りません。


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